他の記事で述べていることと矛盾するかもしれないが、FXのトレードを学ぶベストの方法はデモではなく本番の口座でトレードをすることだ。デモでは学べることが限られている。
始める前に本やウェブサイトを読む
これからFXを始めようという人は、まずは書店に行ってFXの本を2~3冊買って読んでみるのがいい。たくさん読む必要はない。
またインターネット上のFX関連のウェブサイトを読んでみるのもいいが、こちらもたくさんのサイトを見る必要はない。本やウェブサイトを読んでいるだけでは、いずれ飽きる。少し読んだら次のステップに進む。
デモ口座では実戦に近い金額で取引を行う
次はFX業者のデモ口座で取引の練習をする。ただここで大事なのは、自分の実際の取引に近い金額で行うことだ。デモ口座では架空のお金が与えられるので、簡単に500万円や1000万円などの金額で取引ができる。
しかし自分が本番の取引をする時、すぐに500万や1000万円を使うか考えて欲しい。自分がFXの取引を本物のお金で行う時、いくらで始めるだろうか?普通は数十万円から100万円程度だろう。それならデモ口座でもその金額で取引を始め、なるべく本番に近い状態にすることだ。
FXは失敗から学ぶことが必要
デモ取引を数ヶ月程度行ったら、いよいよ本番の取引を行う。何度も言うが最初から大金を使ってトレードをしない方が良い。最初は10万円程度でも十分だろう。
本物のお金を使って取引をすると、レートが動くにつれて欲や恐怖といった感情の動きを抑制しなくてはならなくなる。それができる人こそが、勝てるトレーダーになれる。
そしてFXをやっていれば、大負けすることも必ず出てくる。ここで復活できないほどの負けにならないために、少額から始めることが重要だ。大負けしてもそれが自分の資産の一部なら、再起をかけることができる。
負けた時にこそ、そこから何を学ぶかが問われる。負けたら理由をよく考え、将来は同じ負けを繰り返さないようにする。多くのトレーダーは大負けを1度や2度繰り返すと市場から退場するが、それは彼らにはFXは向いていなかったということだ。
真のトレーダーになる素養のある者は、負けたらそこから学び、以後は同じ負けを繰り返さない。その過程を繰り返すことで、いつかは勝てるトレーダーになる。自分のお金を賭けた試行錯誤こそが、FXのトレードを学ぶベストの方法なのだ。