ボラティリティの高い市場での取引

為替市場で1日の中で最もボラティリティが高い時間帯は、ヨーロッパの市場とアメリカの市場の日中時間が重なる時間、日本時間で言えば午後9~12時頃と言われる。その時間が最も利益を出しやすいのだが、反対に損失が出ることも多い。

 

チャートはシンプルに

 

ボラティリティの高い時に上手く利益を出すためには、しっかりとしたトレード手法を確立することが先決だ。そしてトレード手法を確立・運用するためにはチャートを見ることが不可欠になる。

いわゆる「プロのトレーダー」の中には、使うチャートにテクニカル指標やラインをたくさん描いている人達がいる。しかしテクニカル指標がたくさん描かれているチャートは見にくい。また短期でトレードをするなら、たくさんあるテクニカル指標を全て確認している時間はない。

 

スキャルピングトレード

 

ボラティリティの高い時間帯で利益を出す方法の1つに、スキャルピングがある。スキャルピングとは超短期のトレードのことで、1回のトレードで数~10pip程度の利益を目指す。または損失になったとしても、数~10pip程度でポジションをクローズする。時間的にも、1つのポジションを持ってからクローズするまで数秒から数分程度になる。

スキャルピングでは瞬時の判断が求められるので、テクニカル指標が多く描かれているチャートは使えない。一瞬でポジションをオープンしクローズするため、テクニカル指標はせいぜい1つか2つしか見ている時間はない。

スイングやポジショントレードなどより長期の取引は、時間帯にそれほど縛られない取引法だ。そのような取引をする人は、この記事は飛ばしてもらってかまわない。

 

チャートは15分足が望ましい

 

スキャルピングをする時に使うチャートの時間足は、15分足チャートが望ましい。5分足チャートになると時間が短すぎて、偽の売買シグナルが出ることが多い。

 

ボラティリティの高い市場で取引をして利益を出すことは、決して難しいことではない。良いトレード手法を見つけて、そのルールに従って売買注文を入れて行けばおのずと結果はついてくる。

 

 

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